そんな中でアサギマダラの集団移動と思われる場面に遭遇した。
これは極めて幸運な出会いと思われる。
その中の十頭前後はサキシマフヨウの花の周りを舞い、
花に止まって吸蜜していた。
サキシマフヨウは南西諸島で普通に見かける秋の花であり、
アサギマダラが集まる場所でもよく咲いている。
しかし、過去にはその花でアサギマダラが吸蜜する場面は見たことがない。
画像では、右の個体が吸蜜しており、
左の個体はそこに飛来して、これから吸蜜しようとしている。
これは極めて珍しい出来事ではないかと思う。
移動中のアサギマダラ集団は平素と好みが異なり、
サキシマフヨウの花にも関心を持って利用する、とだと考えると分かりやすい。

[061118]沖縄県八重山郡与那国町(与那国島インビ岳)。
マダラチョウ科アサギマダラ。学名Parantica sita 。
アオイ科フヨウ属サキシマフヨウ。学名Hibiscus makinoi Jotani et H. Ohba。
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