グランデコスキー場で標識したアサギマダラが
高知県香南市野市町の「のいち動物公園」に
移動して再捕獲されたことは、以下のブログ記事で述べました:
●「福島県グランデコから高知県香南市の「のいち動物公園」に
69日間で740km移動した「渡り蝶」アサギマダラが再捕獲
された。[SRS8314 デコ 8/20 → のいちZOO97 10/28。福島県。デコ平]」
●http://srs21.blog59.fc2.com/blog-entry-1968.html
この例の画像が、「のいち動物公園」の発行している雑誌
「ZOOファミリーのいち」に掲載されたとのことで、
執筆者から送付していただきました。
下に示す画像がその記事です。アサギマダラの画像は右下の
丸い円の中に掲載されています。
■記事の内容を転載させていただきます:
雑誌「ZOOファミリーのいち」vol.48 2009。
発行日 2009年2月28日。発行 高知県のいち動物公園。
タイトル「アサギマダラのマーキング調査 スタート!」 6頁に掲載。
本文
「アサギマダラはマダラチョウの仲間で、渡りをする蝶として知られています。現在全国各地で、その蝶の羽に油性のフェルトペンで記号を書いて放すマーキング調査が行われています。日本では沖縄から北海道まで見ることが出来ますが、春から初夏は北上し、秋には南に向かって移動することが分かってきました。どうやら、のいち動物公園も秋の渡りのコースにあたっているようです。
2007年に地元にある野市小学校の4年生(現在5年生)がマーキング調査に来るという知らせを聞いてから、園内をアサギマダラがふわふわと飛んでいることに気がつきました。そして、私たちもマーキング調査に参戦!?しましたが、マーキング数はわずかでした。
そんな中、小学生たちにマーキング調査の指導をされている山崎さんの提案もあって、2008年6月、アサギマダラの吸蜜植物である『フジバカマ』の苗を120株購入し、野市小学校の5年生と3年生の生徒さんと一緒に自然散策路に植えました。水やりのお世話にも来て頂いた甲斐あって、10月にはたくさんのアサギマダラが飛来しました。今年の動物公園でのマーキング数は300頭(頭:学術的な数え方)を超えています。中には福島県から69日かけて740kmの旅をして来た個体が確認できました。今後も、野市小学校の皆さんと一緒にマーキング調査を続けていけるよう、自然散策路の整備を進めたいと思っています。 牛腸典代
■下は掲載記事の写真:
左の写真は「マーキング調査に訪れた野市小の児童たち」
右上の写真は「フジバカマへの水やりの様子」
右下の写真は「福島県から来たアサギマダラ」

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■2009年のアサギマダラの標識情報は、
筆者のHPの「2009年の移動調査記録」
の頁に表示してあります:
2009年アサギマダラ移動調査記録(SRS)
ここから、2008年の標識情報の頁にもたどりつけます。
以上 栗田昌裕
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■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
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■本ブログの総合的な画像目次や、ブログ内容を地域毎・テーマ毎にまとめた画像目次を下記のHPから見ることができます。
●SRS研究所の公式HP[SRS速読法・SRS能力開発法指導]
<参考HP>
●2009年アサギマダラ移動調査記録(SRS)
●喜界島の自然旅行体験(SRS研究所)
●3Dアサギマダラの世界(SRS)
●SRSアサギマダラ生態図鑑
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