筆者がマーキングした「旅をする蝶」アサギマダラが
234kmの距離を移動して、36日後に、
東京都の国立自然教育園で再確認されました。
本例は筆者の標識したアサギマダラがグランデコスキー場から、
自然教育園に移動した2例目のアサギマダラになります。
以下はアサギマダラのMLに報告した記事を引用します:
■ [asagi:014446] 【移動情報】(08年の記録)
福島県グランデコ 8/28→ 東京都自然教育園10/3
(SRS11840デコ 8/28→ 目撃) ♂。
南南西方向に36日間で234kmの移動
●飯田晋一郎さん、MLの皆さん、東京の栗田昌裕です。
●アサギネット掲示板(No.1636)「東京都港区の自然教育園で」に
示したいただいたアサギマダラに関して移動情報を示します
再確認および御報告ありがとうございました。
●移動情報
福島県グランデコ 8/28 → 東京都港区自然教育園10/3
(南南西方向に約234km。移動期間36日)
●標識:SRS 11840 デコ 8/28
性別:♂
●標識日:2008年8月28日
標識地:福島県耶麻郡北塩原村桧原荒砂沢山
グランデコスキー場
標識者:栗田昌裕
備考:ヨツバヒヨドリにて吸蜜。画像あり。
↓
●再確認日:2008年10月3日
再確認地:東京都港区
国立科学博物館附属自然教育園内路傍植物園
再確認者:飯田晋一郎氏の知人
●<追記>
1)飯田さんには2006年9月24日にも、同所で、
グランデコスキー場からの移動個体「SRS15132」を
撮影していただきました。同個体は8/28→9/24と
234kmを27日間で移動しました。
2)飯田さんによれば
「自然教育園には毎年9月の終わりから10月の初旬
にかけて数頭飛来します。ピーク時でも見かけるのは
5~6頭程度であり、場所柄捕獲することが禁じられて
いますので目視確認のみです。ここに来たアサギマダラ
は主にタイアザミから吸蜜し数日過ごした後再び旅に
でるようです」とのことです。
3)福島県のグランデコから東京までの方位は南西という
よりも南に近い方位であることに関心が持たれます。
4)2008年の筆者の標識したアサギマダラの移動個体のリストは
筆者のHPの「2008年の移動調査記録」の頁に表示してあります:
2008年アサギマダラ移動調査記録(SRS)
●以上 栗田昌裕
-------------------------------------------------------------
■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
-------------------------------------------------------------
■本ブログの総合的な画像目次や、ブログ内容を地域毎・テーマ毎にまとめた画像目次を下記のHPから見ることができます。
●SRS研究所の公式HP[SRS速読法・SRS能力開発法指導]
<参考HP>
●2008年アサギマダラ移動調査記録(SRS)
●グランデコ・デコ平・裏磐梯でのアサギマダラ・自然旅行体験(SRS研究所)
●東京の自然旅行体験(SRS研究所)
●3Dアサギマダラの世界(SRS)
●SRSアサギマダラ生態図鑑
■ランキングのために次の2つをそれぞれ一押ししていただければ幸いです:
(一日一押し)→

