アサギマダラと自然のよろこび+仏像の写真・画像 【SRS研究所】

アサギマダラは渡りをする蝶、旅をする蝶。その生態と移動調査(マーキング)と国内外の四季の自然を画像で紹介。地球はよろこびの惑星。有限の惑星の無限の美しさと素晴らしさに共鳴・共感しませんか。植物図鑑、昆虫図鑑、動物図鑑も兼用。仏像写真の特殊処理画像も紹介。

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福島県のグランデコでのアサギマダラのマーキング情報。18日目の標識頭数は163頭。推定頭数は約34000頭。雌は1.8%(未交尾)。古い個体1.2%。黒い個体1、小型個体1。寒冷前線の影響で、朝は曇りで14.5度で寒くアサギマダラは見られず。午後から晴れ間が出て22度程度まで上がり、ぱらぱらと出現。デコ平湿原も観察。[09年08月22日。SRS5890-6052。デコ総計4580頭。福島県。デコ平]

■福島県の裏磐梯にある耶麻郡北塩原村のグランデコスキー場のデコ平で、
 08年8月22日に、アサギマダラの18日目のマーキング調査をしました。
■前日の朝は18度でアサギマダラが活動するには低温すぎましたが、本日の午前中は14.5~15度とさらに低温で極めて稀にしか姿を見ることができませんでした。前日のような「宿側飛翔」もほとんど見られませんでした。
■12時頃から空が明るくなり、温度も21~22度程度まで上がりましたので、ところどこでアサギマダラを見るようになりました。
 しかし、15時半にはまた18度レベルに下がってしまい、アサギマダラは森に戻ってしました。今日は飛んでいるアキアカネ(=赤蜻蛉の一種)の数も少なく、クロヒカゲ、ミヤマカラスアゲハ、ウラギンヒョウモンをときおり見た以外は蝶の姿も稀でした。
 (ただし、日本全体では、猛暑日になった箇所が多くありました)。
■アサギマダラはSRS5890-6052の163頭に標識をしました。
 グランデコで筆者が標識した個体は総計4580例となりました。
■雌は3頭で、割合は約1.8%でした(いずれも未交尾)。
 8月上旬は10%以上でしたが、そこから次第に雌の割合が低下しました。
■古い個体は2例(いずれも雄)。割合は1.2%。
■翅の形に異常が見られる個体は0例。
■小型の個体は1例見ました:SRS5974雄(0.6%)。
■ヘアペンシルを出した雄は0例。
■翅色の黒さの強い個体は1例いました(SRS6001雄)。0.6%です。
■デコ平全域の頭数推定に関しては、本日は、総標識数がやや少なく、
 再捕獲の頭数が少ないので、前日同様、信頼性は非常に乏しいのですが、 
 参考までに形式的な値を出しておきます。
 8月21日に64例標識したアサギマダラのうち1例を自己再捕獲しました。
 これから計算すると、推定頭数は、
 64×163/1=10432
 となります。
■他の日に標識した個体の自己再捕獲の全体は以下の通りです。
 8月20日:1例(605例標識)。
 8月18日:3例(466例標識)。
 8月17日:3例(558例標識)。
 8月16日:1例(446例標識)。
 8月15日:5例(461例標識)。
 8月14日:1例(439例標識)。
 8月13日:2例(237例標識)。
 8月11日:3例(91例標識)。
 8月5日:1例(32例標識)。
■本日の再捕獲の総合計は21例でした。この21例という値と、
 昨日の8月21日までの標識総数4417例の値を用いると、
 推定頭数の概算は以下のように計算できます;
 4417×163/21=34284。
 この推定値は上記の単独の再捕獲例より若干信頼性が高いと思われます。
 したがって、タイトルの推定値は34000頭としました。
■コシアブラの花の周囲を飛ぶ個体は見ませんでした。
■アサギマダラを誘引しているヨツバヒヨドリは、
 開花がどんどん進み、標高1400mレベルでも
 ほぼ全開となり、赤を通り越して小豆色(アズキ色)になり、
 さらに赤茶色に進んでいるものもあります。
■森の植物全体としては、例年より秋に向かう際の色彩変化は少ないのですが、
 細かく見ると、じわじわと秋が忍び寄っています。
 ホテルの庭のナナカマドの実は美しい橙色になって来ました。
 ニオイコブシの奇怪な形の実にもうっすらと赤みを増したものがあります。
 オオカメノキの葉はところどころで赤みを増しています。
 その実も赤みの度合いが増しています。
 カエデの仲間にも株によっては紅葉の兆しが見えて来ました。
 ツタウルシの葉も、傷ついたものは単独で朱色に染まっているものがあります。
 ホオノキのソーセージ状の実も充実して、色もやや黄ばんで来ました。
■ゲレンデに風が吹いて、
 あたり一体に言い表しがたい音が聞こえているときには、
 「秋来ぬと目にはさやかに見えねども
  風の音にぞ驚かれぬる」(藤原敏行。古今和歌集)
 の歌を実感として感ずることができました。
■午前中は、アサギマダラのマーキングはあきらめて、
 久しぶりにデコ平湿原の観察におもむきました。
 ミズギク、ウメバチソウはまだ見ることができます。
 リンドウの開花は例年より遅れているようで、
 多くはまだ蕾の状態でした。
 コオニユリは花は消えて実だけになっていました。
 コバギボウシュも完全に実だけになっています。
 シャクナゲの実もしっかりと大きくなっています。
 林道ではオオツリバナの実(一部赤くなっている)を見ました。
 今日は土曜日のためもあり、曇り日ではありましたが、
 多くの人や地元の中学生の集団などが、
 デコ平から湿原方面へのトレッキングを楽しんでいました。
■今朝の段階での北塩原村近域の予報は以下の通りでした:
 降水確率は20%(~12時)、10%(12~18時)、10%(18~24時)。
 天気は全体としては「曇りと晴れ」と予想されており、
 3時間ごとの予想では0時は弱雨、
 9時、12時、3時は晴れ、他は「曇り」でした。
 結果は、午前中は雨はなくかったのですが、上述のように低温で、
 12時過ぎから太陽が見え始めました。
 ただし、青空はわずかな領域なので、事実上は終日曇りだったと言えるでしょう。
 明日8月23日の予報は降水確率10%で、
 全体の予想は「晴れと雨」です、3時間ごとの予想では、
 12時以後は晴れ、その前は曇りとなっています。
■強い台風10号が南の太平洋上に現れました。
 おそらく、本土には接近しないで、南から東に抜けていくと予想されます。
■夜には、グランデコ・ホテルで3回目の講演会を行いました。
■グランデコ・アサギマダラ観察会では
 参加者によって標識されたアサギマダラ(筆者の標識を含まない)
 は合計1600頭を超えました。
■以上、グランデコ・アサギマダラ観察会・オフィシャルアドバイザー 栗田昌裕
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■筆者(栗田)が関わったアサギマダラの移動個体のリストおよび、
 それらを日付順に追った時系列的な表は
 筆者のHPの「2009年の移動調査記録」
 の頁に表示してあります:
   ●2009年アサギマダラ移動調査記録(SRS)
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■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
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■本ブログの総合的な画像目次や、ブログ内容を地域毎・テーマ毎にまとめた画像目次を下記のHPから見ることができます。
SRS研究所の公式HP[SRS速読法・SRS能力開発法指導]
<参考HP>
2009年アサギマダラ移動調査記録(SRS)
グランデコ・デコ平・裏磐梯でのアサギマダラ・自然旅行体験(SRS研究所)
3Dアサギマダラの世界(SRS)
SRSアサギマダラ生態図鑑
3Dアサギマダラの世界(SRS)
SRSアサギマダラ生態図鑑
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