アサギマダラと自然のよろこび+仏像の写真・画像 【SRS研究所】

アサギマダラは渡りをする蝶、旅をする蝶。その生態と移動調査(マーキング)と国内外の四季の自然を画像で紹介。地球はよろこびの惑星。有限の惑星の無限の美しさと素晴らしさに共鳴・共感しませんか。植物図鑑、昆虫図鑑、動物図鑑も兼用。仏像写真の特殊処理画像も紹介。

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福島県のグランデコでのアサギマダラのマーキング情報。24日目の標識頭数は451頭。推定頭数は約47500頭と前線の接近に伴い増加。雌は6.7%(全部未交尾)と減少。古い個体3例(0.7%)。翅の変形8例(1.8%。稀な模様奇形1例)。黒い個体3例(0.7%)、小型個体10例(2.2%)。ヘアペンシル1例。ストーカー3例。円形浸潤1例。土湯峠からの移動例あり。終日曇りで気温上昇は22度までだが温暖。今期2回目のアサギマダラの朝の賑わいあり。活動時間帯はやや広がる。草花も赤くなる。[09年08月28日。SRS7794-8244。「HK158 つちゆ 8/20」。デコ総計6772頭。福島県。デコ平]

■福島県の裏磐梯にある耶麻郡北塩原村のグランデコスキー場のデコ平で、
 08年8月24日に、アサギマダラの24日目のマーキング調査をしました。
■日本列島には東シナ海から前線を伴う低気圧が訪れ、
 日本海側には雨が見られました。福島県は曇り予想でした。
 グランデコでは、予想通り終日曇りで、
 朝は未確認ですが、16時でも22.5度で、前日同様に温暖な日でした。
 日中の最高は23度でした。
 太陽は全く出ず、前日のような爽やかな日ではなかったのですが、
 温度と強い日射がなかったことから考えると、
 アサギマダラにとっては活動しやすい条件と思われました。
■朝は前日に続いて、今期2回目の「朝の賑わい
 (多くのアサギマダラがヨツバヒヨドリの上を飛び回る現象)」が
 10分か20分ほどの間観察されました
 例年はもっと続くのですが、今年はなぜかぱたりと止まります。
■アキアカネ(=赤蜻蛉の一種)は、ゲレンデの下の方で若干増えて、
 雲を背景に数メートルと比較的高いところを群れて飛んでいます。
 蝶はヒカゲチョウ、クロヒカゲを数匹見た以外は、
 ウラギンヒョウモン、クジャクチョウを
 1~2頭見る程度で、これは前日と同様です。
 蝉は全く鳴かず、鳥も鳴かない一日です
 (但し、笹原の鳥は近づくと、ちっちっと鳴きます。
 また、カラスが地面でじゃれているときの鳴き声を聞きました)。
 動物としてはグランデコで初めて蛇を見ました。薄茶色で体長は1mほど。
■アサギマダラはSRS7794-8244の451頭に標識をしました。
 グランデコで筆者が標識した個体は総計6772頭となりました。
■雌は30頭で、割合は約6.7%でした(すべて未交尾)。
 前日と同程度です。
 未交尾ばかりであるのは、未熟なためであり、
 旅立ちがまだ先であることを示しています。
■古い個体は3例。0.7%です。
■翅の形に異常が見られる個体は8例。本日はなぜか多目の日です。
 SRS7794雄、7804雄。7968雄、7977雄、
 8031雄、8120雄、8183雄、8224雄。1.8%です。
 このうち、SRS8031は、
 左前翅の模様だけが特殊な奇形になっている珍しい例です(写真あり)。
■病気を持った個体は2例。SRS8062雄。8237雄。0.4%です。
■小型の個体は10例見ました。
 SRS7801雄、7858雄、7891雄、7925雄、
 7995雌、8085雄、8106雄、8115雄、
 8157雄、8199雄。割合は2.2%です。
 前日と同程度です。7995は雌であることに注目してください。
 これは今期の初めての小さい雌です。
■ヘアペンシルを出した雄は1例。SRS8028。
 左側だけ出ています。
 今年はヘアペンシルの出た雄が少ないという特徴があります。
■翅色の黒さの強い個体(クロ)は3例いました。
 SRS8072雄、8172雄、8199雄。
■「ストーカー」は3例。
 1例目はSRS7897雄。
 SRS7896を左手に持って撮影しているときに、
 カメラを持った右手に止まったので、左手の薬指と掌で捕獲しました。
 2例目、3例目は、SRS8090を標識しているときに、
 2頭揃って、周囲を飛び回りました。
 しつこいことはせずに飛び去りました。雌雄は未確認です。
 周囲を舞いました。
■アサギマダラ同士が追いかける場面は今日はありませんでした。
 今日もクロヒカゲに追いかけられている個体がありました。
 クロヒカゲはなかなか闘争的です。
■翅の前後翅の白い領域の白さが特に明確で、
 コントラストの強い個体(=「シロ」)は0例。
■SRS7880雄には、体液が浸潤した円形の薄茶色の模様がありました。
 中央に小さい傷があり、そこから漏れ出したのだと思われます。
 印象的な一例です。
■「SRS8104 デコ 8/28」は、土湯峠からの移動個体でした。
 「HK158 つちゆ 8/20」。捕獲は13時40分です。  
 小柴治紀さんがマークした個体です。
■デコ平全域の頭数推定に関しては、
 前日の8月27日の再捕獲は5例で、前日は445例を標識しましたので、
 445×451/5=約40139
 が推定値になります。445例中の5例は約1.1%です。
■他の日に標識した個体の自己再捕獲の全体は以下の通りです。
■他の日に標識した個体の自己再捕獲の全体は以下の通りです。
 8月26日:6例(405例標識)。1.5%。
 8月25日:3例(426例標識)。0.7%。
 8月24日:4例(300例標識)。1.3%。
 8月23日:1例(165例標識)。0.6%。
 8月22日:5例(163例標識)。3.1%(この日の再捕獲は前日も高かった)。
 8月21日:0例(64例標識)。0%。
 8月20日:8例(605例標識)。1.3%。
 8月19日:6例(511例標識)。1.2%。
 8月18日:3例(466例標識)。0.6%。
 8月17日:6例(558例標識)。1.1%。
 8月16日:5例(446例標識)。1.1%。
 8月15日:2例(461例標識)。0.4%。
 8月14日:2例(439例標識)。0.5%。
 8月13日:1例(237例標識)。0.4%。
 8月12日:1例(185例標識)。0.5%。
 8月11日:1例(91例標識)。1.1%。
 8月10日:0例(無標識)。
 8月9日:0例(34例標識)。0%。
 8月8日:0例(74例標識)。0%。
 8月7日:0例(無標識)。
 8月6日:0例(176例標識)。0%。
 8月5日:1例(32例標識)。3.1%。
 以上で、右側の数字は、その日に標識した個体の数に対して
 本日再捕獲した個体の数の百分率を示します。
 8月上旬の数字でばらつきがあるのは、個体数が少ないためと
 考えます。 
■本日の再捕獲の総合計は60例でした。この60例という値と、
 昨日の8月27日までの標識総数6321例の値を用いると、
 推定頭数の概算は以下のように計算できます;
 6321×451/60=約47513。
 この推定値に従えば、ゲレンデのアサギマダラは
 過去2日よりさらに増加したことになります。
■本日はアザミで吸蜜しているアサギマダラを1頭見て、
 一頭は撮影できました。
■今朝の段階での北塩原村近域の8月28日の予報は以下の通りでした:
 降水確率は0%(~12時)、10%(12~18時)、60%(18~24時)。
 天気は全体としては「曇りと雨」と予想されており、
 3時間ごとの予想では18時以後は雨で、他は曇りでした。
 結果は、ゲレンデは終日曇りでした(夜は不明)。
 温度予想では、9時は21度で、最高は午後15時の24度でした。
 ゲレンデでの結果は、9時は不明度、最高は23度でした。
 明日8月29日の予報は降水確率60%で、
 全体の予想は「雨」です、3時間ごとの予想は6時、9時が雨。他は曇りです。
温度予想では、最高が21度で今日よりも寒くなる予想です。
■日本列島に沿って、日本海側に前線が重なっており、
 これは秋雨前線として残ると予想されています。
それに併せて、広がった雲が次第に東に移動しています。
 来週はしたがって、晴れの少ない日になり、
 雨天などで、マーキングに関しては、苦戦が予想されます。
 ただし、前線の動きとアサギマダラの移動とは深い関係がありますので、
 そこを少し詳しく観察できるチャンスとも言えます。
■ゲレンデのヨツバヒヨドリは、これまでは
 傷んだ株や弱った株が赤くなっていましたが、
 健全な株の葉にも紅色が乗ったものが見かけられるようになりました。
 ミズキの実は黒く成熟して、赤い柄と一緒に眺めると、
 見応えのある風情になっています。
 ゲレンデの上のゴンドラ駅近くに映えているスイバの穂は
 すっかり枯れて焦げ茶色ですが、
 その近くにあるギシギシの葉で真っ赤に染まったものを見ました。
 ゲレンデに繁殖しているオオバコの葉もえび茶色になりました。
 草花も「秋の色彩のシンフォニー」に参加し始めました。
■以上、グランデコ・アサギマダラ観察会・オフィシャルアドバイザー 栗田昌裕
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■筆者(栗田)が関わったアサギマダラの移動個体のリストおよび、
 それらを日付順に追った時系列的な表は
 筆者のHPの「2009年の移動調査記録」
 の頁に表示してあります:
   ●2009年アサギマダラ移動調査記録(SRS)
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■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
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■本ブログの総合的な画像目次や、ブログ内容を地域毎・テーマ毎にまとめた画像目次を下記のHPから見ることができます。
SRS研究所の公式HP[SRS速読法・SRS能力開発法指導]
<参考HP>
2009年アサギマダラ移動調査記録(SRS)
グランデコ・デコ平・裏磐梯でのアサギマダラ・自然旅行体験(SRS研究所)
3Dアサギマダラの世界(SRS)
SRSアサギマダラ生態図鑑
3Dアサギマダラの世界(SRS)
SRSアサギマダラ生態図鑑
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