マーキングされた渡り蝶アサギマダラが、
宮崎県の高鍋町で再確認されました。
20日間で、南の方向に約179kmの移動が確認されたことになります。
この時期のアサギマダラは、南方に移動するものですから、
ほぼ南方の宮崎県で見出されることは不思議ではありませんが、
実際には、姫島から宮崎への移動例としては最初の例となります。
以下はアサギマダラのMLに筆者が報告した記事から引用します:
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■[asagi:015398] 【移動情報】大分県姫島10/10
→宮崎県高鍋町10/30
(S.C ヒメ494 10/10→ 撮影 10/30) ♂。
南方向に20日間で約179km移動。
姫島の皆さん、アサギマダラのMLの皆さん、東京の栗田昌裕です。
中城さんの標識個体が、宮崎県で
再確認されましたので、移動情報を示します。
■移動情報
大分県姫島 10/10 → 宮崎県高鍋町10/30
(ほぼ南方向に約179km。移動期間20日)
標識:S.C. ヒメ 494 10/10
性別:♂
標識日:2009年10月10日
標識地:大分県東国東郡姫島村(姫島)
標識者:中城信三郎
備考:フジバカマに訪花。
↓
再確認日:2009年10月30日
再確認地:宮崎県高鍋町蚊口浦4-1
再確認者:黒木千津代
備考:庭のフジバカマに訪花。撮影。
<追記>
1)黒木さんは84歳の方で、その庭のフジバカマに
毎日4-5匹のアサギマダラが訪れていたのを
撮影したところ、標識つきの蝶が写っているのに
気付かれて、娘さんが姫島役場に問い合わせを
されたとのことです。
2)筆者の関わったアサギマダラの移動状況は
筆者のHPの「2009年の移動調査記録」
の頁に表示してあります:
2009年のアサギマダラ移動調査報告
以上 栗田昌裕 (姫島のアサギマダラを守る会)
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■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
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●SRS研究所の公式HP[SRS速読法・SRS能力開発法指導]
<参考HP>
●2009年のアサギマダラ移動調査報告(SRS)
●グランデコ・デコ平・裏磐梯でのアサギマダラ・自然旅行体験(SRS研究所)
●姫島のアサギマダラを守る会の紹介
●奄美大島の自然旅行体験(SRS研究所)
●喜界島の自然旅行体験(SRS研究所)
●3Dアサギマダラの世界(SRS)
●SRSアサギマダラ生態図鑑
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