庭園木としてもよく用いる。
7月下旬に、花と実をみかけた。
長居する梅雨前線の影響で、
水分をたっぷり受けて、
成長途上の実であった。
この実は秋になると黒くなる。

[060723] ウコギ科カクレミノ属カクレミノ。
学名 Dendropanax trifidus Makino
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こんにちは
アサギマダラが沢山舞う姿に魅了されてしまいました。ほんとに綺麗ですね。ますますファンになりました。
さて、カクレミノは照葉林を構成する樹木とされます。
私の印象では、葉も大きいため光沢がよく目立ち、緑色も濃く、独特の感があるように思います。巷でよく見るカクレミノは、全縁の葉と切れ込みの浅い3裂した葉です。ところが山へ行くと若木(小さい頃)も見られ、ヤツデのように切れ込みがありり、これもカクレミノ!?と疑いたくなります。一方で、老木(大きく成長)になると、カドがとれて丸くなります。実は、大学生時代の構内にあった木だったのでよく眺めていました。形の変化が激しいので見ていて楽しい植物でした。
最初、カクレミノと知ったとき、忍者っぽいと連想したのが今でも印象深く残っています。
おそらく、カクレに反応したのだと思うのですが、語源は全然違っていました。
<隠蓑>葉の形を身を隠すのに着る蓑にたとえて、隠蓑の名がある(山渓ポケット図鑑2 夏の花)
てつさん、コメントありがとうございました。
カクレミノは、子供の頃によく遊びに用いた木の一つでした。2cm程度の手頃な太さの木が多く、皮もむきやすく、ナイフでよく加工できたので、木製の刀を作って遊んだりしたのです。ひとつひとつの木に、思い出があり、私の心の中の「木の名前」には、いずれも「魂がこもって」います。