万座毛とは「万人も座すことができる草原(=毛)」という意味。
18世紀前半にこの地を訪れた琉球国の尚敬王が、
万人が座ることのできるモウ(草原)と讃えて命名したという。
県指定の名勝となっている。
隆起珊瑚礁が断崖を作り、その台地の表面には、
アダン、シマアザミ、ホソバワダン、コウライシバ、ナンゴククサスギカズラ、
ソナレムグラ、モンパノキ、ボタンボウフウ、ハマボッス、タイワンハナカモノハシ、
クサトベラ、キキョウラン、ガジュマル、ソテツ、オキナワシャリンバイ、
ハリツルマサキ、ヒメクマヤナギ、ハナマンネングサなどの植物が生えている。
強い潮風が吹き付ける厳しい環境下で、
強風や塩分や乾燥に耐える植物が群落をなしており、
コウライシバなどの風衝植物を含むこれらの植生は、
亜熱帯沖縄を代表するものであり、「万座毛石灰岩植物群落」として、
国の天然記念物に指定されている。

[070318]沖縄県国頭郡恩納村恩納。
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