写真もその一例である。
シーサーはもともとは獅子(しし)の琉球語の沖縄方言から来たという。
その源は古代オリエントのライオンとのこと。
一対で置かれるようになったのは、阿吽(あうん)を重視する仏教思想に由来する。
それが魔除けや幸運を招くために屋根に置かれるようになったのは明治以降という。
一つのアイデアは時代を超えて伝わり、さまざまな影響を与えていく。
シーサーもその一つだ。
沖縄のシーサーはここ10年間ほど、古典的な形を離れて、
意図的にキャラクターグッヅとして採用されて来たように思う。
漫画的なデザインのシーサーが増えたことがその具体的な現れの一例である。
シーサーの歴史に新しい流れが生じているのだ。

[070317]沖縄本島。沖縄県国頭郡国頭村奥間。
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