「ムラサキカッコウアザミで吸蜜するアサギマダラは年々減少中(奄美大島、07年3月)」
http://srs21.blog59.fc2.com/blog-entry-532.html
で示したように、ムラサキカッコウアザミは
奄美大島の一部で野生化して群落を形成している。
写真はその一例で、畑地の一面にムラサキカッコウアザミが繁茂している。
これらは雑草として生えているのであって、決して栽培しているのではない。
ここ数年の傾向を見ると、このような群落はどんどん消えつつあるので、
ここが最後の大群落ではないかと思う。
消える理由は、他の植物との戦いに負けたり、
土壌の条件が時の経過とともに変化して、
この植物の好まない条件になっていくからであろうと思われる。
実は、アサギマダラはこのような大群落ではあまり見かけない
(全く来ないわけではないが)。
アサギマダラは陽射しに弱いので、亜熱帯の地では特に、
完全なオープンスペースの場所を好まないからだ。

[070327]鹿児島県大島郡住用村神屋。奄美大島。
キク科カッコウアザミ属ムラサキカッコウアザミ(別名オオカッコウアザミ)。学名Ageratum houstonianum Mill。園芸種の場合は、アゲラタムと呼ばれることが多い。
SRS研究所の3D植物園には以下の記事があるので、参照のこと:
「Asagi9■ムラサキカッコウアザミで吸蜜する奄美のアサギマダラ 」
http://www.srs21.com/3d_insect/asagi_pages/asagi-009-murasakikakkouazami%20no%20hana.htm
「Asagi54■ムラサキカッコウアザミでのアサギマダラの吸蜜(2)(奄美大島4月)
/鹿児島県/住用村/小さい旅147/パラレル法」
http://www.srs21.com/3d_insect/asagi_pages/Asagi-054-murasakikakkouazami.htm
本ブログの過去の沖縄での記事も参照のこと:
「大国林道のムラサキカッコウアザミは減っていた(アサギマダラの吸蜜植物)」
http://srs21.blog59.fc2.com/blog-entry-481.html
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