高さは10-40cmになる。
葉は厚く肉質。葉の形は細長く先端部がやや幅広い(倒卵形または倒披針形)。
花は茎の頂上近くの葉腋に一つずつ付き、全体として総状花序をなす。
この形が仏具の払子(ほっす)に似ているので浜払子と呼ぶ。
開花は5-6月。
■写真は珊瑚礁が隆起して出来た喜界島の海岸の岩礁の上で撮影したもの。
土壌のほとんどない岩礁の上で円状の見事な花の集まりを形成していた。
喜界島では本州よりも一足早く3月下旬にハマボッスの見事な花序が観察された。
但し、成長の度合いは株毎に全く異なるので、
次々と時期をずらしながら、開花をしていく様子をかなり長い期間楽しめるそうだ。
ハマボッスが群落を作って開花を競っている様子は、
海岸植物の美しさの代表的な一例である。
開花の時期は奄美大島も喜界島もほぼ同時期である。

[070401]サクラソウ科オカトラノオ属ハマボッス(浜払子)。学名Lysimachia mauritiana Lam。鹿児島県大島郡喜界町(喜界島)の空港近くの海岸。
本ブログの「画像による総合目次」および地域別の画像目次がSRS研究所のHPにあります。SRS研究所のHPは「ここをクリック」
ランキングのために次を一押ししてください(一日一押し):→
