オオオニバスはアマゾン川流域やブラジルを原産とする巨大な葉の植物で、
葉の直径は2mにもなり、世界一の大きさと言われる。
広さで見るとこれは二畳の畳と同程度の広さに該当する。
アマゾン川では、この葉は水中から伸び出た芽が、
わずか一週間ほどで大きく成長するのだという。
これはスピーディに広がることで、水面を占拠して、
太陽の光を十分に吸収できるのに役だっている。
このとき、この葉の立ち上がった辺縁が、他の植物を押して、
水面の上に縄張りを確保するのに役立つという。
その上、この葉の葉脈は大変太く、その内部には
空気の入ったたくさんのパイプが通っており、
これにより大きな浮力を実現しているという。
この浮力はアマゾン川の水位が急速に変動したときにも、
葉がしっかりと水面に浮かんだ状態を保つのに役立つ。
このようなオオオニバスの葉の性質が
アマゾン川でこの植物が生き残り繁茂し続けるのを助けて来たという。
■下記のブログ記事も参照してください:
「03/28● オオオニバスの花は睡蓮を連想させる白または赤の花で
2日間だけ咲く(沖縄、オオオニバスNo.1)」
http://srs21.blog59.fc2.com/blog-entry-508.html
「04/20● オオオニバスの花は初日は白く2日目は赤く
3日目は閉じてやがて沈む(沖縄にて、オオオニバスNo.3)」
http://srs21.blog59.fc2.com/blog-entry-508.html

[070317]国営沖縄記念公園・海洋博公園。熱帯ドリームセンター。
スイレン科オオオニバス属オオオニバス(大鬼蓮)。学名Victoria regia(またはVictoria amazonica)。英名Victoria regia。
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