そこに生える植物の顔ぶれも独特である。
ツルナもそのような海岸植物の一種。
■ツルナは海岸の砂浜に生える匍匐性の多年草。
葉も茎も多肉性で厚く見える。さわると軟らかい。
蔓菜という名前は、茎がつる性で、食べられることによる。
表面に粒状の突起があるので、全体が粉に覆われたようにも見える。
葉は互生し、菱形を帯びた三角形。
花は葉柄の基部(葉腋)に1-2個つく。
花弁は無く、ぶあつい筒状の萼が4~5裂して反り返り、
外面は緑色、内面が黄色で花弁に見える。
分布は北海道西南部以南。4月から11月に開花する。
■喜界島の北部ではモクマオウの林の砂地の林床を埋めるように繁殖する。
やわらかい葉で一面埋まる印象に好感を持つ。

[070428]鹿児島県大島郡喜界町(喜界島)。トンビ崎。
ツルナ科ツルナ属ツルナ(蔓菜)。学名Tetragonia tetragonoides。
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