アサギマダラが移動する先々には、
それぞれの場所に好みの植物がある。
喜界島ではシロノセンダングサとヤマヒヨドリバナが
代表的な吸蜜植物であるが、
ヤマヒヨドリバナは秋に花を咲かせる。
そこで、春のアサギマダラが好むのはシロノセンダングサが代表的な植物となる。
(これ以外に、モンパノキも好むが、この場合には、
花ではなく、萎れたり枯れたりした葉を好む)。
■写真は喜界島の百之台公園で
シロノセンダングサの花に止まって吸蜜するアサギマダラの姿。
映っているのは雌。
雄の場合には、シロノセンダングサから、
性的な成熟に必要なピロリジジンアルカロイド(PA物質)
を取り込むとされるが、その必要がない雌もよくシロノセンダングサに来る。

[070429]鹿児島県大島郡喜界町(喜界島)百之台公園。
●マダラチョウ科(またはタテハチョウ科)アサギマダラ。学名Parantica sita 。
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