したがってアサギマダラがよく吸密に集まる花は
比較的よく知られており、同時にそれは限られている。
■写真で示すのはハナウドで吸蜜する様子。
この個体の他にもこの近くで吸蜜するアサギマダラを見た。
■実はこの個体は雌。
雄はピロリジジンアルカロイド(PA物質)と呼ばれる
物質を多く含む花に集まるのが通常だが、
雌の場合にどのような花が好みかは
実はまだ明確にされているとは言い難い。
■もう一つ種明かしをすると、この場所は、
食草のキジョランがある場所でもある。
そこで、食草に産卵のために訪れたアサギマダラが
「ついでに」身近な花で吸蜜した可能性もある。
■喜界島ではハマウド(ハナウドではなく)という
海岸植物で吸蜜する様子をときどき観察している。
ただしこれは春のアサギマダラの場合である。
ハマウドもハナウドも近縁なので、
本当に好みの範囲に入っている可能性がある。

[070527]大分県東国東郡姫島村。
●セリ科ハナウド属ハナウド。学名Heracleum nipponicum Kitag.。
●マダラチョウ科(またはタテハチョウ科)アサギマダラ。学名Parantica sita 。
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