写真には、SRS1240とSRS1090と標識(マーキング)をした
2頭のアサギマダラが写っている。
姫島では私の調査によると、
春に北上するアサギマダラは、
およそ3泊4日くらい姫島に滞在して移動していく。
このアサギマダラは前日に標識した個体たちだ。
いずれも雄である。
撮影した日にはすでに大群が移動した後で、
200頭くらいが、スナビキソウ群落にいた。
天気は絶好日和だが、前日とともに、
予想外に個体数が少なかった。
その理由として、この2日間、全国的に黄砂が観察され、
この姫島から大分空港にかけても遠方が見えない状態だった。
この2日間をやけて、黄砂のひどい期間には、
間断なく落下する黄砂+汚染物質で、
敏感なアサギマダラは
人間が想像することができないほどのダメージを
翅や感覚器官に受けて、
通常の渡り(移動)はできなくなるのではないか、
というアイデアを得た。
これがどの程度事実に合致するかどうかは、
今後の検証を必要とする。

[070527]大分県東国東郡姫島村みつけ海岸。
●マダラチョウ科(またはタテハチョウ科)アサギマダラ。学名Parantica sita 。
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姫島のアサギマダラを守る会の紹介 http://www.srs21.com/3d_insect/watarichou/himeshima.htm
アサギマダラ生態図鑑 http://www.srs21.com/blog/blog%20Asagi.htm
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