移動の途中に寄る中継地として知られるようになりました。
姫島の「アサギマダラを守る会」によって、
2006年から新たに藤袴園が作られ、
秋にも多くのアサギマダラが飛来するようになったのです。
その周辺にはキジョランを植えて、産卵も出来るようにしてあります。
2007年には、この場所に春にもアサギマダラが訪れることが分かって来ました。
2007年の5月下旬、その葉裏には数匹の1令幼虫が見られました。
雌が産卵に訪れたのです。
会長の中城信三郎さんは毎日ここを訪れて幼虫の様子を観察しています。
その結果、幼虫はどんどん数が減ることが分かり、
6月3日には、写真の幼虫ただ一匹が残ることになってしまいました。
この様子は私も同行して一緒に観察させていただきました。
幼虫が消えた理由は、
アシナガバチが狩りをするためではないかと推測しています。
■写真は3齢幼虫。体長は約1cm前後で、頭幅は約1.7mm。
黄色の斑点がやや大きくなり、
角が目立つようになっています。

[070603]大分県東国東郡姫島村。藤袴園。
■マダラチョウ科(またはタテハチョウ科)アサギマダラ。学名Parantica sita 。
■ガガイモ科キジョラン属キジョラン(鬼女蘭)。学名Marsdenia tomentosa Morr. et Decne。
■キジョランとアサギマダラの幼虫に関しては、以下の本ブログ記事も参照してください:
「07.04/12●沖縄の大宜味村のキジョランはアサギマダラの食痕はあるも幼虫はいなかった(07年3月、沖縄本島)」
http://srs21.blog59.fc2.com/blog-entry-579.html
「06.10/20●アサギマダラはキジョランの葉裏に産卵する」
http://srs21.blog59.fc2.com/blog-entry-183.html
「06.08/05●アサギマダラの食草キジョランの『大樹』」
http://srs21.blog59.fc2.com/blog-entry-76.html
以下は、サクラランの幼虫を示します。
「07.05/11●サクラランの葉にアサギマダラの2齢幼虫がいた(喜界島。サクラランNo.3)」
http://srs21.blog59.fc2.com/blog-entry-772.html
■本ブログの総合的な画像目次や、ブログ内容を地域毎・テーマ毎にまとめた画像目次を下記のHPから見ることができます。
●SRS研究所の公式HP
<参考HP>
●姫島の自然・旅行体験
●姫島のアサギマダラを守る会の紹介
●SRSアサギマダラ生態図鑑
●3Dアサギマダラの世界(SRS)
●2007年アサギマダラ移動調査記録(SRS)
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