そこに写真のようなくるまった葉をみつけた。
これはアカタテハの幼虫の巣である。
一般にアカタテハの幼虫はイラクサ科の植物を食草とする。
イラクサ、カラムシ、ヤブマオなどが食草となることが多いが、
写真のようにラセイタソウを食べることも時にある。
アカタテハの幼虫は葉の左右を綴り合わせて、
餃子のような形の巣を作る(下のカラムシのブログ記事参照)。
カラムシの場合はきれいな形になるが、
ラセイタソウの場合は、形を作るのが他の植物より難しいのか、
あまり美しい形にならない傾向がある。
次のブログでは、この中の幼虫を示す。
■ラセイタソウの一般論は以下のブログ記事を参照。
07.06/04●「姫島の海岸にはラセイタソウが繁茂していた(5月)」
http://srs21.blog59.fc2.com/blog-entry-865.html
■カラムシのアカタテハの巣は以下のブログ記事を参照。
07.06.14●「カラムシは古代から植物繊維を取るために利用された植物
(喜界島。4月下旬)・・・アカタテハの巣を認める例」
http://srs21.blog59.fc2.com/blog-entry-916.html
■アカタテハの一般論は以下のブログ記事を参照:
07.06.15●「食草であるカラムシで翅を開いて止まるアカタテハ
(喜界島。4月29日)」
http://srs21.blog59.fc2.com/blog-entry-917.html
■アカタテハについてはSRS研究所の3D昆中園の以下の2つの記事も参照:
「■アカタテハは「赤い提督」とも呼ばれる俊敏な蝶」
http://www.srs21.com/3d_insect/pages/035-insect-akatateha.htm
「■ダキバアレチハナガサで吸蜜に没頭するアカタテハ」
http://www.srs21.com/3d_insect/pages/069-insect-akatateha.htm

[070602]大分県東国東郡姫島村。みつけ海岸。
■タテハチョウ科アカタテハ属アカタテハ(赤立羽)。学名Vanessa indica。
■イラクサ科カラムシ属ラセイタソウ(羅背板草)。学名Boehmeria biloba Wedd. 。
■本ブログの総合的な画像目次や、ブログ内容を地域毎・テーマ毎にまとめた画像目次を下記のHPから見ることができます。
●SRS研究所の公式HP
<参考HP>
●姫島の自然旅行体験(SRS研究所)
●SRS植物図鑑
●3D植物園(SRS研究所)
●SRS生物蝶図鑑
●3D昆虫園(SRS研究所)
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