国外では中国や朝鮮に分布する。
開花の時期が近づくと、枝先にある葉の表面が白くなる。
これは蝋(ろう)のような物質で覆われるからである。
これはいずれまたもとの緑に戻る。
雌雄別株。
雄株では、葉腋から白い五弁の花が2、3個垂れて咲く。
雌株では、花弁のない雌花を咲かせる。
時に、白色五年の両性花をつける。
マタタビアブラムシ(昆虫)が開花前に花の子房に産卵すると、
花が終わった後で虫こぶ状になる。
これを天目蓼(テンモクリョウ)と呼び、生薬とする。
蔓を乾燥させたものは天木蔓(テンモクツル)、
細長い正常な実を乾燥したものは天木実(テンモクジツ)と呼び、
いずれも生薬とする。
■群馬県の月夜野町では6月になると、
林縁の樹木に上っているマタタビの葉が白く変化を始める。
07年は6月中旬になってその変化が始まった。
それまでマタタビがあると分からないなかったここかしこに、
このような白い変化が見られて楽しくなる。

[070613]群馬県月夜野町。
■マタタビ科マタタビ属マタタビ。木天蓼()。学名Actinidia polygama。
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<参考HP>
●群馬県の自然旅行体験(SRS研究所)
●SRS植物図鑑
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