5-6月は北上の季節である。
例年5月下旬から6月上旬をピークとして、
数多くのアサギマダラがこの島を通過していく。
■写真はそのアサギマダラが集まる「みつけ海岸」の様子。
スナビキソウの群落を海側から撮影した。
小雨が降る天候であったので、雲がかかっているが、
それでも一画面18頭のアサギマダラが軽快に空に舞っているのが見える。
これらはほとんどが雄のはず。
■海岸のこの場所は、05年の台風の被害で岸壁が大きく崩れてしまったが、
「姫島のアサギマダラを守る会」
(下記のリンク先を参照)の方々の素晴らしいボランティア活動によって、
全国的にも珍しい数多くのアサギマダラが渡る中継地点として見事に復活した。
■前日は、よい天候の中で姫島小学校の6年生にマーキングを指導した。
その翌日である6月2日には、天候が少し崩れて小雨が降ったりしたが、
それでも、SRS1838から、2138までの301頭に標識をすることができた。
このように多くの個体に出会える北上の中継場所は、
九州以北では姫島以外には知られていない。

[070602]大分県東国崎郡姫島村。みつけ海岸。
■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
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●SRS研究所の公式HP
<参考HP>
●姫島の自然旅行体験(SRS研究所)
●姫島のアサギマダラを守る会の紹介
●3Dアサギマダラの世界(SRS)
●SRSアサギマダラ生態図鑑
●2007年アサギマダラ移動調査記録(SRS)
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