三太郎峠に至る道の谷間である。
蔓植物(つる植物)が非常に多いことが特徴的だ。
つるが量的に多いだけではなく、つる植物の種類自体も多い。
本州の森ではこれほど多くのつるは見られない。
■渡りをする蝶であるアサギマダラの興味深い特質の一つは、
旅先での行動の仕方が、場所毎に違っているように見えることだ。
たとえば、本州の山地では落葉松林(カラマツ林)を好み、
夜間はその枝に止まっていることが少なくない。
(福島県のグランデコスキー場、長野県の大町市ののっぺ山草、
長野県八千穂高原、愛知県三ヶ根山の一部、など)。
しかし、奄美諸島(奄美大島、喜界島)では、
リュウキュウアサギマダラなどの
マダラチョウと一緒にツル植物に止まっている場面を見る。
そのときには、翅を畳んでぶら下がって止まるので、
まるで枯れ葉のように見える。
強い風が吹いても強い脚の力でツルにすがりついて、
吹き飛ばされないで、ツルと一緒に揺れていたりする。
これは「郷に入りては郷に従え」方式に見える。
アサギマダラは行く先々でその植物環境を活用して
上手に適応しているように見えるのだ。

[070503]鹿児島県奄美市住用町。
■タテハチョウ科マダラチョウ亜科(以前はマダラチョウ科とすることもあった)アサギマダラ属アサギマダラ。学名Parantica sita 。英名Chestnut Tiger。
■本ブログの総合的な画像目次や、ブログ内容を地域毎・テーマ毎にまとめた画像目次を下記のHPから見ることができます。
●SRS研究所の公式HP
<参考HP>
●奄美大島の自然旅行体験(SRS研究所)
●SRSアサギマダラ生態図鑑
●3Dアサギマダラの世界(SRS)
●2007年アサギマダラ移動調査記録(SRS)
■ランキングのために次の2つをそれぞれ一押ししていただければ幸いです:
(一日一押し)→


